名刺作りのツボ教えます

名刺作りのツボ教えます

古くて最新の名刺活用法

名刺というと、「自分で用意したものを人様に配る」ものだと思ってらっしゃる方が多いと思いますが、実はそれだけではありません。
逆転の発想です。

「人のために名刺を作ってあげる」というのもアリなのです。
アリというか、商売によってはどんどんやるべきですね。

わたくしの名刺の本、「1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方」でもご紹介したのですが、あるお好み焼き屋さんがやっている名刺の使い方です。

そのお好み焼き屋さん、常連さんに名刺をプレゼントしています。
内容は、お店の店長さんとほぼ同じ(もちろん名前はそのお客さんにものです)ですが、肩書きだけちょっと違います。
「スペシャル宴会部長」
と書いてあります。

要は、架空の役職をつけてあげて、名刺を作っているんですね。
裏は、お店の地図と、「この名刺をお持ちいただいた方にはヒミツのサービス」というキャッチコピーです。

もともとそのお店が好きで通ってくれている常連さんが、こんな名刺もらっちゃったらどうなります?

そう、喜んで配り歩いてくれますよ。「ほら、これ見て。おれ部長になっちゃってさー!」ってね。
名刺代だけで口コミしまくってくれる、これ以上ない宣伝マンの完成、というわけです。

飲食店さんやサロン系のお店をされている方、何でやんないのかな?くらいのスーパー販促ツールだと思うのですがいかがです?
今話題の新しいマーケティングの考え、ゲーミフィケーションにも通じる、古くて最新の名刺活用法でした。



高木芳紀
名刺アドバイザー(日本名刺協会理事)。著書は「1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方」「営業いらずのソーシャルメディア人脈術」など。名刺をはじめ、ソーシャルメディアを活用したセルフブランディング・小さな会社の販促力アップで全国から講演依頼が絶えない。

高木芳紀
(たかぎよしのり)

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