名刺作りのツボ教えます
名刺作りのツボ教えます
名刺エンターテイメント
以前、お好み焼き屋さんが常連さんに名刺をプレゼントしている話をいたしましたが、それをもっとシステマチックにエンタメ化している飲食業者さんがありましたのでご紹介します。 ここは、100枚ドンとプレゼントするのではなく、1枚。初回来店のお客さんに渡すので、名前も入っていません。 入っているのは「肩書き」だけ。最初に渡されるのは「主任」です。 名刺の裏にはスタンプ欄があり、二度目の来店時に「課長」の名刺に変わり、名刺が変わるたびに何やらプレゼントがもらえると。来店二回ごとに昇進し、最後は会長です。 そんなお店の名前は「塚田農場」さん。全国チェーンです。 提携農場の安全で美味しい鶏肉、野菜とリーズナブルな価格で話題のお店ですね。 そしてさらに、接客係が全員若い女性で一年中浴衣姿なのが特徴です。 そんなお店ですから、お客さんの中心層はズバリ会社帰りのサラリーマン。 そうです。どんどん「スピード出世」していくというシステムは、世の中のサラリーマンへのエールなんですね。 お店のコンセプトが決まったら、それを強力にバックアップしていく関連の仕組みをどんどん作っていく。頭いいなぁ~! 「名刺じゃなくても、社員証のようなものでもいいのでは?」うーん、そうかもしれません。 ただ、最大限の人に馴染みがあるツールといったら、やはり名刺に軍配が上がりますね。顔写真くらいないと、社員証っぽくなりませんしね。 一見単純なようですが、実に考え抜かれたサービスだと思うのです。 さぁ、次はあなたの番。 脳に大汗かいて、名刺を使ったこういった仕組み、作り出してみては? |
高木芳紀
名刺アドバイザー(日本名刺協会理事)。著書は「1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方」「営業いらずのソーシャルメディア人脈術」など。名刺をはじめ、ソーシャルメディアを活用したセルフブランディング・小さな会社の販促力アップで全国から講演依頼が絶えない。
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![]() 高木芳紀 (たかぎよしのり) |