名刺作りのツボ教えます

名刺作りのツボ教えます

テレビ東京名刺術

衆議院の総選挙がありましたが、選挙速報番組はご覧になりましたでしょうか?

早々に大勢が判明して、ちっともおもしろくなかったのでわたくしはチラチラと見た程度でしたが、やはりテレビ東京の池上さんの番組が一番楽しめました。

その中で、すごいと思ったのが、候補者たちのプロフィール紹介です。
真面目くさった経歴や政策だけを紹介するのではなく、選挙とは全然関係ない「細かすぎる私生活プロフィール」が秀逸ですよね。

結局、政治家だなんだと言っても、最後は人間「好きか嫌いか」です。
何も考えずに選挙活動時のフレンドリーさだけで投票しているおじいちゃんおばあちゃんがどれだけいるか?
逆に真っ当なことをしゃべっていても、顔が悪人面というだけで票を損している候補者がいるのも事実だと思います。

そこで、そういったことを平均化するのに役立つのが、この「細かすぎる私生活プロフィール」ではないでしょうか?
もちろん、投票が終わった後の番組ですので、それで選挙結果が変わることではありませんが、視聴者目線では、「この人こんな人だったのか~」と目からウロコの連続です。

もしかするとそれで逆効果の方もいるのかもしれませんが、大方は良い印象に変わったはずです。
それは、「細かすぎる」から。 つまり、響かない人にはスルーされるが、響いた人には強烈に刺さるからです。

例えば、鈴木馨祐さんの「毎晩腕立て伏せ」=全国の筋トレ野郎が反応、石破茂さん「家族から一緒の旅行を嫌がられる」=全国のオヤジの共感呼びまくりなど、細かくニッチな情報は、「仲間!」と思ってもらうのに最高なのですね。

これはそのまま名刺作りにおいても同じことが言えます。
「読書」「音楽鑑賞」などの当り障りのないおおまかな情報(いわゆる大カテゴリー)ではなく、究極にニッチな小カテゴリーまで書いちゃうべきです。
「読書」ならば「宮部みゆきは全部読んでます!」とか、「音楽鑑賞」ならば「デューク・エリントンが好きすぎてコピーバンドでトランペット吹いてます」みたいな。

こういうこと書いておくと、面白いことが起こります。
何もエリントンファンの方だけが反応してくれるのではなく、オスカー・ピーターソンのファンの方も、「わたしはオスカー・ピーターソンのピアノソロ作品が好きなんですよ」と話題を振ってくれることがあるんですね。

こうなるともうジャズ談義に花が咲くわけです。
ですからぜひ名刺のプロフィールには「なるたけ細かくてどうでもいい情報」を載せてください。反応が変わりますよ。

高木芳紀
名刺アドバイザー(日本名刺協会理事)。著書は「1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方」「営業いらずのソーシャルメディア人脈術」など。名刺をはじめ、ソーシャルメディアを活用したセルフブランディング・小さな会社の販促力アップで全国から講演依頼が絶えない。

高木芳紀
(たかぎよしのり)

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