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名刺にどこまで載せる?載せるべき基本的な情報とレイアウト

結婚式に名刺は持って行く? 実は知らない守るべきマナー

たくさんの人が集まる結婚式は、新しい人と出会う場でもあります。
仕事熱心な人はビジネスの幅を広げるチャンスだと思って、たくさん名刺交換をしようと気合を入れるかも知れません。
しかし、そもそも結婚式で名刺交換をすることに問題はないのでしょうか?

結婚式での名刺交換はマナー違反

結論から言うと、結婚式や披露宴の会場で名刺交換を行うのは、以下のような理由でマナー違反にあたります。

結婚式はビジネスの場ではない
名刺交換はビジネス的な行為です。
一方、結婚式はプライベートな場です。
プライベートな場所である結婚式に出席している人は、通常プライベートな気持ちで式に臨んでいます。
そういったときに名刺交換や商談、営業トークなどのビジネス的な行為をするのは、相手の気持ちを考えないマナー違反の行動と言えます。

結婚の目的はお祝い
結婚式に参加する目的は、あくまで新郎新婦のお祝いです。
基本的にはどの参列者もそういった心づもりで参加しています。
そういった場所で、新郎新婦へのお祝いを二の次にしてビジネスに勤しむ行為は、周囲から不快に見える可能性があります。
例えば、あなたが親しい人の結婚式に行き、そこで車のセールスマンと知り合い、車の営業トークばかりされたらどのような気持ちになるでしょうか?
おそらくあまり良い気分にはならないでしょう。
こういった事情から、結婚式での名刺交換等は慎むべきだとされています。

結婚式で名刺交換をする人は少数派
実際に結婚式で名刺交換をする人はどのくらいいるのでしょうか?
ある調査によると、「結婚式で名刺交換したことがある」と答えた人の割合は19.4%でした。
名刺交換をしたことがある人の中でも、その頻度には差があります。
「毎回名刺交換をする」と答えた人の割合は全体の2%に満たず、名刺交換の経験があるほとんどの人は「ときどき名刺交換をする」「たまに名刺交換をする」と答えたそうです。
名刺交換をしたことがある人の比率は男性の方が女性より倍以上高く、同じ男性でも年齢が高くなるほど名刺交換をしたことがある人の比率が増えていきます。
男女比や年齢比はともかく、8割以上の人が「結婚式で名刺交換をしたことがない」と答えていることから、多くの人が結婚式での名刺交換を控えていることがわかります。

披露宴・二次会・ロビー等でも名刺交換は控える

新郎新婦が気づかないように、披露宴や二次会、式の間のロビーなどで名刺交換を行う人もいるようですが、こういった行為も控えましょう。
新郎新婦の親族や友人が見ているからです。
後で新郎新婦の耳にマナー違反が伝わり、その後の付き合いなどに悪影響が出る可能性もあります。
そういったことを防ぐためにも、名刺交換はしないに越したことはありません。

どうしても名刺交換したい場合は

結婚式では名刺交換を控えるべきとは言え、せっかくの人脈作りのチャンスを逃したくないと考える仕事熱心な方も多いでしょう。
そういった場合は、式が終わってから会場の外などで名刺交換をすればいいのです。
近くの席の人と話が合うなどして名刺交換をしたいと思ったら、「式が終わりましたら名刺交換をさせてください」などと約束を取り付けておき、後ほど名刺交換をするなどの段取りを踏みましょう。
そうすることで、相手から「この人はマナーを知っているな」という好印象を持ってもらえる可能性もあります。

まとめ

結婚式はあくまでプライベートな空間であり、新郎新婦の門出をお祝いする場所です。
名刺交換のようなビジネス的な行為をする場所ではありません。
もし名刺交換をしたい場合は、式が終わった後などにするのがマナーです。
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